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ねえ、パパ。

七五三って何のお祝いなの?


七五三の記念撮影に向かう道中、息子からそんな質問をされてドキっとした経験があるのって私だけでしょうか?



「子供が三歳、五歳、七歳になった時に着物や袴を着てお祝いする行事だよ。」


と、その時は、5歳の息子相手にそんな適当な説明でごまかしてしまった私…


息子から見たパパとしての威厳もその時は怪しいものだったかもしれません(;^_^A


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でも、ラッキーなことに、私の場合、まだ娘の7歳の七五三も控えてるし、一番下の息子はこれから七五三だし、パパとしての面目躍如のチャンスが控えています♪

そこで、パパは頑張っちゃいました!

来るべき子供たちの七五三に備えて、マナーやしきたりの書籍やネットの情報を調べまくったんですね。


そんなパパの頑張りをあなたにもシェアして、あなたには親としての尊敬の眼差しを子供たちから勝ち取って欲しい!

なんて私の一方的な気持ちから、リサーチ内容をこの記事で整理してみました。


というわけで、この記事では、七五三の由来や意味を子供にも簡単に説明できるように、大人向けの小難しい話から子供向けの想定問答の例文まで、ドド〜んとシェアさせていただきます!!


そのほか七五三のあれこれについて知りたい方はこちらの記事をどうぞ♪
七五三の写真!前撮りの時期はいつ?相場や安いのは?親の服装はどうする?

七五三の神社への参拝の時期はいつまで?時期外れにずらすのはあり?

七五三はいつやる?男の子と女の子の年齢で違いはある?早生まれならどうなる?

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七五三の由来や意味!子供向けに簡単に説明するには?

七五三ってどんな行事?
と聞かれて、小難しく答えるなら、


子供の成長の節目である3歳、5歳、7歳になる年の11月15日に氏神さまにお参りして、子供の成長を感謝し、健康・幸せを祈願する


となります。


でも、これでは冒頭のイケてない私の説明と同じ。


もう少し詳しくみていきますね。

3歳、5歳、7歳でお祝いする由来や意味は?

まずは、当然のことですが、どうして3歳、5歳、7歳というタイミングでお祝いするのか気になりますよね。


調べてみると、それぞれの年齢に由来がありました。


ただ、昔は、子供のうちに亡くなることが多かったので、3歳という節目、5歳という節目、7歳という節目に、無事生かされていることを感謝して、その後の健康と幸せを祈願する気持ちという点では、それぞれ共通しています。

ここは、子供に説明する際にも、ぜひおさえておきたいポイントです\_(・ω・`)



ちなみに、3歳、5歳、7歳の数え方ですが、もともと年齢の数え方は数え年でおこなっていましたが、今は満年齢で行うのが一般的です。


数え年というのは、生まれてから関わった暦年の数で年齢を表す方法  Wikipedia



「生まれてから関わった暦年の数」というのがポイントで、例えば、2017年12月1日生まれだと、生まれたその日に「2017年」という暦年に関わっているので、ここで「1歳」とカウントします。


それから年をまたぐ2018年1月1日の時点で「2018年」という暦年に関わりをもつので、ここで「2歳」とカウントします。


以降、2019年1月1日で「3歳」、2020年1月1日で「4歳」という数え方です。


七五三のお祝いを数え年で行うのか、満年齢で行うのか、あなたも迷うかもしれませんが、各地域のしきたり、実家の両親の意向、子供の成長度合いも踏まえつつ、


数え年で行ったり満年齢で祝ったり、柔軟に対応するのはありです。


現に、うちの場合は、3つ離れたお姉ちゃんと末の男の子がいるので、お姉ちゃんは満年齢で7歳になる年に、弟は数えで5歳になる年に、2人一緒に七五三をお祝いします(*^□^)

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3歳男女児
平安時代や鎌倉時代という遠いむかし、男の子も女の子も区別なく3歳ごろまで髪の毛は剃っていました。
イメージはこんな感じです。


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出典:ほばーりんぐ・とと



で、3歳になると(実際には昔なので数え年での3歳ですが)、男の子も女の子も、それまで剃っていた髪を伸ばし始める「髪置きの儀」(かみおきのぎ)というお祝いを行います。


そこから、七五三のうち3歳のお祝いだけは、男の子も女の子も両方が対象になるというしきたりが生まれたんですね。


もちろん地域によってしきたりは異なり、男の子は3歳ではお祝いしない、という考え方もありますが、七五三の基本形ということでご理解くださいね。
5歳男児
こちらも平安時代からの習わしで、江戸時代に武家の儀式になったと言われる「袴着の儀」(はかまぎのぎ)が由来です。


これは男の子が初めて袴を着るお祝いです。


なので、5歳のお祝いは男の子だけが対象になります。
7歳女児
こちらも遡ること鎌倉時代。


儀式として定着するのは江戸時代からですが、女の子が着物のつけひもをとり、帯を初めて締める「帯解きの儀」(おびときのぎ)と言われるお祝いを行なっていたことが由来です。


ということは、もちろん、7歳のお祝いは女の子だけが対象となります。

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11月15日の由来は?

11月15日は「鬼宿日」(きしゅくにち)と呼ばれ、鬼が自分の家にとどまって外で悪さをしない日で、厄払いに最良と考えられている日です。


日の吉凶を占う方法の一つに「二十八宿」というのがあるんですが、その二十八宿のうち最良とされる日が鬼宿。


月が二十八宿のうち鬼宿にあった日にお釈迦さまが生まれたことから、二十八宿のうちで鬼宿が最良の日と考えられるようになったという説もあります。



鬼宿は毎月訪れるんですが、中国系とインド系と2つある二十八宿の計算方法のうち、インド系の計算方法をとると、毎年11月15日が鬼宿になるんだそうです。


で、11月の鬼宿が七五三の日として祝われるようになったのは、江戸時代、5代将軍徳川綱吉が、病弱な我が子徳松の盛大な健康祈願を11月15日にとり行ったことが庶民の間にも広まったからだとされています。



とはいえ、実際は15日前後の都合の良い日を選んでかまいません。


今では、


10月中旬から11月前半の吉日や土日祝日など


家族の都合に合わせて行われることが一般的です。

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氏神さまにお参りしないとダメ?


本来は近所の氏神さまに参拝するのが正式です。


とは言っても、子供が生まれた土地の神社、お宮参りをした神社、有名な由緒ある神社やお寺などもありです。


神社なら社殿でお祓い(おはらい)をして祝詞(のりと)をあげてもらうこともできます。


こう言ったらバチが当たってしまうかもしれませんが、うちの場合は近所の神社があまりにさびれていたので、遠く離れた有名な神社にお参りしましたよ(^_^)v

千歳飴の由来は?


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出典:創業昭和23年 みなとや


千歳飴って、細くて長くてまっすぐに伸びた形してますよね。


そこには、子供の長寿への願いが込められています。



紅白の2色で作られた千歳飴は、江戸時代に浅草で「千年」という名前で売られていた縁起物の飴に由来するとも言われています。


昔は、親が親戚や近所に内祝いとしてお赤飯とともに配ったりもしていたそうです。


もしかすると、地域によってはそのような風習が今も続いているかもしれません。


今では、記念写真を撮る際の写真館や、参拝した神社からもらうこともありますよね。



自分が七五三のお祝いでもらった千歳飴はおいしかったな〜。

あれ以上おいしい飴は食べたことないです。

今の千歳飴とはだいぶ味が違っていたような気がするのですが、気のせいなのかな…

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子供に簡単に説明するための例文はこれ!

さて、以上の小難しい話を我が子にわかりやすく簡単に説明できるでしょうか?

どこまで説明するか、子供の関心度にもよりますが、うちの娘は7歳のお祝いを控えているので、その時のために想定問答の例文を準備しておきたいと思います。

あなたもぜひ参考にしてくださいね。


娘:ねえ、パパ、七五三のお祝いってなに?


パパ:そうだね、男の子や女の子が、3歳、5歳、7歳と少しずつ大きくなっていくことをお祝いして、これからも健康で元気でいられますようにって、神様にお願いするためのものだよ。


娘:どうして3歳と5歳と7歳なの?10歳じゃダメなの?


パパ:難しい質問だね。

パパやママ、ジージやバーバが生まれるずっと昔の話なんだけど、ずっと昔はね、食べ物も少なかったし、お医者さんもいないし、お薬もなかったから、赤ちゃんが大きくなるのってすごく難しかったんだ。

お病気になっても、食べ物もほとんどない、お医者さんもいない、お薬もないから、3歳になるまで生きることって大変だったんだよ。

もちろん、5歳や7歳まで生きることもね。


娘:そうなの?そんなのかわいそう…


パパ:そうだよね。かわいそうだよね。

だから、7歳になるくらいまで大きくなるのは大変なことだったから、ここまで大きくしてくれてありがとう、これからもずっと元気でいられますようにって、神様に感謝してお願いしてたんだ。

でも、7歳ぐらいまで大きくなると体も元気で強くなってくるから、それからはお病気で亡くなることは減っていったんだ。

だから、10歳くらいのお兄ちゃんやお姉ちゃんには、七五三のようなお祝いはないんだよ。


娘:そうなんだ。

それとね、〇〇(娘の名前)は3歳の時と7歳になった今の2回も七五三のお祝いをするんだよね?

でもお兄ちゃんは7歳の時お祝いしてないよね。

どうして?


パパ:さっきお話しした、昔のお祝いのお話だけど、実は、男の子と女の子でお祝いする年齢が違う時があるんだよ。

昔はね、健康で元気にいられますようにっていうお願いのほかにも、3歳の時は、男の子も女の子も髪を伸ばし始めるお祝いをしてたんだけど、5歳になると、男の子だけが大人と同じような着物を着始めるお祝いをして、7歳になると、今度は女の子が大人と同じような着物を着始めるお祝いをしてたんだ。

だから、男の子と女の子でお祝いする年齢が違うようになったんだよ。

それとね、今日、〇〇ちゃんは綺麗な着物を着てるでしょ?

それは昔だと、今日から〇〇ちゃんは大人と同じような着物を着るようになった、ってことなんだよ。


娘:そうなんだ。じゃ、神社でもらったこの飴はどうしてこんなに長いの?


パパ:この飴はね、千歳飴(ちとせあめ)っていうんだけど、〇〇ちゃんがこの飴のように長生きできますように、っていう気持ちが込められてるからこんなに長いんだよ。


娘:パパ、わかった!

みんなで〇〇が健康で元気で長生きしますようにっていうお願いするためのお祝いが七五三なんだね!

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まとめ

いかがでしたか?

私のように親の威厳に疑いの目を向けられることがないよう、こちらの記事で紹介している七五三の由来や意味についてしっかりとおさえてくださいね。


ついでに、子供向けの説明のための想定問答の例文もぜひ参考にしてみてください。



それでは最後までお読みいただきありがとうございました。