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お歳暮やお中元でお返しが届いてしまった


かえって気をつかわせてしまったかな…


とりあえず、お返しが届いたことへのお礼状を書かなきゃ。


なんて、イレギュラーなことが起こってしまう場合がありますよね。


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他にも、


  • こっちから送らなきゃいけない上司から先にお歳暮やお中元が届いちゃった
  • 気を遣わせて毎年贈ってもらうのも気がひけるし今年を最後に辞退しよう
  • 職業柄あるいは会社の都合上お歳暮やお中元を辞退・返送しなきゃいけない



こんなイレギュラーな場合もあったりします。


そこで、この記事では、お歳暮やお中元にまつわる、ちょっとイレギュラーなパターンのお礼状の書き方についてまとめてみました。


お礼状のポイントと例文をサクッとまとめているのでぜひ参考にしてくださいね♪

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お歳暮やお中元のお返しに対するお礼状の例文は?辞退や返送、上司から届いたときはどうする?

お歳暮やお中元の贈り物に関して、イレギュラーながらもよくある4つのパターンについて紹介していきます。


4つのパターンというのは、


  • お歳暮やお中元のお返しが届いた場合
  • 上司から部下にお歳暮やお中元が先に届いてしまった場合
  • 今後のお歳暮やお中元を辞退したい場合
  • 立場上受け取ることができないため辞退して返送する場合


のこと。


それでは各パターンごとに見ていきましょう。

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お歳暮やお中元のお返しが届いた場合

この場合のお礼状のポイントは、

こちらがお歳暮・お中元を贈ったことで、かえって相手に気を遣わせてしまったことを心苦しく思う気持ちを表現します


例文


拝啓 
 例年にない暑さが続いておりますが、〇〇様にはお元気でお過ごしのご様子、何よりと存じます。

 さて、本日は涼味豊かなお菓子を頂戴いたしまして、誠にありがとうございます。
 ほんの心ばかりのご挨拶のつもりでしたのに、かえってお気遣いいただくことになってしまい、心苦しく思っております。

 どうぞ奥様にもくれぐれもよろしくお伝えください。

 暑さ厳しき折柄、ご自愛くださいませ。まずはお礼まで。
 
 かしこ

お礼状の注意事項
  • 「拝啓」などの頭語は行の頭から書きます
  • 時候のあいさつは、頭語の後に一字分空けて書くか、改行して一時下げて書くようにします
  • 「敬具」などの結語を最後に書きます。頭語と対で使います
  • 「かしこ」は女性専用の結語で、頭語を省略して「かしこ」だけで使うこともあります


 ポイントの部分をあなたの状況に合わせて書き換えると、

  • 日頃よりご配慮を賜っておりますお礼のご挨拶でしたのに・・・
  • 日頃よりお世話になっておりますお礼に、心ばかりのしるしをお送りしただけでしたのに・・・

などはいかがでしょう。

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上司から部下にお歳暮やお中元が先に届いてしまった場合

お礼状のポイントは、

すぐにお歳暮・お中元を手配し、お礼状にそのことを書き添える


例文


拝啓
 梅雨明けが恋しい今日この頃ですが、〇〇様はじめご家族の皆様にはお変わりなくお過ごしのご様子、お喜び申し上げます。

 このたびは主人の大好きなコーヒーをお中元としていただきまして、誠にありがとうございました。毎朝の楽しみができたと主人も喜んでおります。

 平素は、主人のほうがお世話になっておりますのに、このようなお心遣いをいただき、大変恐縮でございます。

 遅くなりましたが、本日、主人の田舎から白桃をお送りいたしました。ご笑納いただければ幸いです。
 
 これから夏本番を迎えますが、どうか体調を崩されませんよう、くれぐれもご自愛のほどお祈り申し上げます。まずは取り急ぎお礼まで。

 敬具

 平成◯年◯月◯日

 山田太郎
    内

 ×野◯夫 様


お礼状の注意事項
  • ここでは上司という目上の方へのお礼状なので便箋で書くことを想定した例文となっています
  • 夫の代筆のときは、夫の姓名の左脇に小さく「内」と示すます

ポイントの部分をあなたの状況に合わせて書き換えると、

  • 日頃、主人のほうが何かとお世話になっておりますのに、このようなお気遣いをいただき、申し訳なく存じます。
  • こちらの方から先にご挨拶申し上げねばならないところ、このようなお心遣いをいただき、恐縮に存じます。
  • 大変遅くなりましたが、当方からもご挨拶させていただきます。気持ちばかりの品ではございますが、ご笑納くだされば幸いに存じます。
  • 心ばかりですが、本日、〇〇の実家よりぶどうをお送りいたしました。どうぞお召し上がりください。

みたいなバリエーションがありますよ。
 
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今後のお歳暮やお中元を辞退したい場合

この場合のお礼状のポイントは、

  • 相手の心遣いに感謝しながら、今後の贈り物は辞退したい旨を伝える
  • きつい表現にならないように注意
  • なお、お礼状とともにいただいたものと同程度のものを贈るようにする


  • 例文


    拝啓
     師走に入り、寒さも厳しくなってまいりました。〇〇様にはつつがなくお過ごしのご様子、何よりでございます。
     日頃は主人が大変お世話になっております。

     本日はご丁寧なお歳暮の贈り物をご恵贈いただきまして、ありがとうございました。毎年このようなお気遣いをいただき、恐縮の至りでございます。今後はこのようなお気遣いはなさらず、どうぞご家族で良いお年をお迎えくださいませ。

     まずはお礼のみにて。

     かしこ
     山田太郎
        内


    ポイントの部分を書き換えると、

    • 本日、お心のこもったお品を拝受いたしました。ふだん何も行き届きませんのに、恐縮でございます。どうか、今後はこのようなお気遣いはなさらぬようにお願いいたします。まずはとり急ぎ、お礼のみにて

    こんな感じはいかがでしょう?


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    立場上受け取ることができないため返送する場合

    職業柄、教え子などからの贈答品を受け取ることができなかったり、社内で受け取りが禁止されているのに部下から届けられたなどの理由で、受け取りを辞退したいケースがあります。

    ここでは、そのなかでも、受け取りを辞退して返送するようなケースを想定します。

    この場合のポイントは、

    • 相手の心遣いに感謝し、礼を尽くしつつ、やむなく贈り物を返送する旨を理由とともに伝える
    • 品物だけを返送するのは大変失礼なこととされているので必ずお礼状を添えること


    例文


     このたびはご丁寧にお中元(お歳暮)のお心遣いをいただき、恐縮しております。

     ご厚意はたいへんにありがたく存じておりますが、当方は公務員という立場上、お受けするわけにはまいりません。
     まことに失礼とは存じますが、拝辞させていただき、ご返送申し上げますので、あしからずお納めくださいますよう、お願い申し上げます。

     お気持ちを無にするようで、たいへん心苦しく存じますが、なにとぞご理解のほどをお願い申し上げます。

     末筆ではございますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申しあげます。


    ポイントの部分を書き換えるなら、

    • 返送させていただく決まりになっており、お気持ちだけありがたく頂戴いたしまして、品物については失礼ながらお返しさせていただきます。

    などの表現もあります。

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    まとめ

    いかがでしたか。

    今回の記事では、お歳暮とお中元のお礼状にまつわる、少しイレギュラーなものについて例文を紹介させてもらいました。


    イレギュラーなものだけあって、実際にそのようなお礼状を書く必要性に迫られることもあまりないかもしれません。

    だからこそ、こちらの記事を参考に、あなたの状況に合わせてアレンジするだけでバッチリの例文を紹介しています(b゜ω^)


    それでは最後までお読みいただきありがとうございました。