読書感想文が上手に書けるかは本選びから始まっている。
なんて言われてドキっとしてしまったのは私だけでしょうか。
というのも、これまで私の子供時代を含めて読書感想文の本選びなんて真剣に考えてこなかったんですよね。
でも、自分が親になって小学生高学年の息子から
「今度の夏休みの読書感想文、どんな本選んだらいいのか教えて」
なんて相談を受けるようになって、読書感想文の本の選び方についてあれこれ調べてみると、本選びの重要性が結構言われてるんですよね。
それで、今まで読書感想文の本選びをテキトーに考えていた私としてはドキッとしてしまったというわけです。
でも、
「読書感想文は本選びから始まってる」
なんてはっきり言われるとパパは頑張らざるをえません<( ̄^ ̄)>
「よ〜し、しっかりした本の選び方を息子のために調べようじゃないの」って。
そこで、別記事で紹介してる「読書感想文の書き方」と合わせて、本の選び方についても徹底的に調べまくったんです。
著名な教育評論家の著書、ホームページ、メルマガなどいろんな情報源を通じて。
おかげで今では、もしかすると小学校の先生よりも熱く語れる自信があるかも(≧▽≦)ゞ
というわけで、この記事では私が小学生の息子のために編み出した、読書感想文のための本の選び方を熱く語らせていただきたいと思います。
あわせて私が息子や娘にすすめた小学生高学年向けの図書もいくつか紹介しますね♪
目次
読書感想文の本の選び方【小学生高学年編】
読書感想文の本の選び方についての記事をご覧になってるくらいのあなたですから、おそらく世間的にオススメの本では、いまいち子供さんにしっくりこないなって感じてらっしゃるんだろうなと思います。親としてそのことを不安に思ったり、ちょっと焦ったりすることがあるかもしれません。
でもその感覚って大切にしなきゃいけないんだと思うんです。
というのも、読書感想文の本の選び方で一番のポイントは、
子供の興味、関心と成長に見合った本を選ぶこと
だからです。
たとえ世間的にオススメの本であっても今の子供の興味関心に合ったものでなければ、そもそも子供は本を読み進めることが難しいです。
ましてや、子供の意見なんか無視して、親が一方的に本を進めてるようであればなおさらです。
そんな状況で、宿題だからといってムリに本を読ん読ませようとすると、読書感想文どころか、読書自体が嫌いになってしまうことだってありえます。
せっかく宿題をやるなら少しでも子供の成長につなげられるような方法を考えたいですよね。
実は、
子供の心の奥底には書きたいことが眠っています。
うちの子供の場合でも、日記や自由研究、読書感想文などの宿題に付き合っていると、ごくたまにですが、親もビックリするくらいに書きたいことがあふれてくるような場面に出くわすことがあるんです。
なかなか見つけることができない心のスイッチを押すことができた場合に限りますが(;^_^A
だから、理想を言うと、読書感想文の本選びも、子供の中で眠ってる、書きたい思いを刺激してあげられるような本を選んであげたいんですよね。
どこにスイッチが隠れてるのかわかりませんが、少なくとも、子供の今の興味、関心と成長に見合った本を選ぶことができれば、スイッチを押してあげる可能性がグッと高まるんですね。
そんなわけで読書感想文の本選びで一番大切なのが、
子供の興味、関心と成長に見合った本を選ぶこと
となるんですね。
具体的な本の選び方
それでは、次に理想の本選びに近づくための具体的な本の選び方を紹介します。そうそう、1つ言い忘れていました。
わざわざ子供の読書感想文の本を選ぶためにこの記事を読んでいらっしゃるあなたなら心配ないと思いますが、これから紹介する本の選び方は、子供を中心にすえながらも、実働はパパ・ママの負担になります。
日頃からそんなに本を読まない小学生にとっては、たとえ高学年であってもまだまだ上手な本選びはできません。
どんな本がいいかのリサーチだってネットを使って効率良く行うのはまだ無理です。
なので、ここはパパ・ママの踏ん張りどころです。
多少手間はかかりますが、子供と一緒に過ごせるかけがえのない時間を大切にしてくださいね(^_−)☆
で、具体的な本の選び方の流れというのは、
- 子供の興味関心の把握
- 子供の興味・関心に沿った本のリサーチ
- ピックアップしたなかから関心をもてそうな本を子供と相談
- 図書館での貸出・書店・ネットでの購入
- 読書感想文を書くための一冊を選択
となります。
子供の興味関心の把握
あなたの子供さんの最近の興味・関心を把握されてますか?小学生高学年だと、
- クラブ活動でサッカーや野球などのスポーツを始めた
- カブトムシやクワガタムシの飼育にハマってる
- 犬などのペットを飼い始めた
- 中学受験の勉強を始めた
- 宇宙についての質問をよくするようになった
- お菓子づくりに目覚めてきた
など、例をあげればきりがないほど興味の対象ってそれぞれあると思います。
日頃からパパ、ママ、子供との間のコミュニケーションをしっかりとって、子供の興味・関心を把握してくださいね。
夏になって慌てて子供の様子を把握しようとする場合は、上記の興味・関心の例に加えて、
- 読んでるマンガ
- 観ているテレビ番組
- やってるゲーム(ニンテンドー3DSとか、Switchとかで)
なんかも参考にしながらよく話をしてみてください。
子供の興味・関心に沿った本のリサーチ
子供の興味や関心を把握すると、次は子供が興味をもってくれそうな本のリサーチです。- 学校からの推薦図書
- 読書感想文全国コンクールの課題図書
などから本を選ぶのも一つですが、本当に子供の興味・関心に沿った本を選びたいのなら、あなたがネットを使ってリサーチしてあげて欲しいと思います。
具体的には、
または、
Amazon
で、
「小学生 児童書 〇〇(子供の興味の対象)」
を検索キーワードとして入力します。
例えば、最近子供が野球に興味を持ち出したとしたら、
グーグルやヤフーの検索エンジン、Amazonに、
「小学生 児童書 野球」
と、
最近犬を飼い出したり、犬を飼うことに興味を持ち出したなら、
「小学生 児童書 犬」
と入力してみてください。
すると、ある程度必要な情報に絞られつつ、十分な情報が得られます。
- 伝記
- 自伝(現役プレーヤの自伝だってあります)
- 感動系の本
- 本の書評
- 対象年齢
など、本に関するいろんな情報が得らるんですね。
そのなかから、とくに対象年齢や書評を参考にしながら、子供が興味をもてそうなものかどうか検討しながら候補となる本をピックアップしてください。
ただ、この段階では、本当に子供がその本に興味をもってくれるのか不明なので、有力な候補をピックアップするにとどめて、まだAmazonでの発注はしないでくださいね(;^_^A
ピックアップしたなかから関心をもてそうな本を子供と相談
次は、ネットを利用していくつかピックアップしたなかから、「こんな本があるんだけどどう?」
と子供に本を紹介しながら意見を聞いてください。
できるだけ子供が主体的に選べるように。
くれぐれも親の押し付けにならないように気をつけてくださいね。
なかには
「よくわかんないからパパ(ママ)が選んで」
なんて言い出す子供さんもいらっしゃると思います。
そんな場合でも
- この本は、体が小さな選手がどうやってプロ野球選手になれるように頑張ったか書かれてるんだよ。
- しかも、ボールの握り方とか、トレーニングの仕方も紹介してくれてるんだって。
- もし〇〇(子供の名前)が読まないならパパが読んでみたいな〜
など、うまく子供の興味をそそるような話を紹介しながら対象の本を絞り込んで行ってください。
ここでも、最後の1冊に絞り込むのはまだです。
2〜3冊の候補をストックしておきましょう。
図書館での貸出・書店・ネットでの購入
ここまでで2〜3冊の本まで絞り込まれたら、図書館のネット蔵書検索・予約
をしてみてください。
ま、ここは家庭の事情にもよると思いますが、せっかく買っても子供が興味をもたないというリスクがあるので、お金を出すにはちょっともったいないかな、って趣旨からです。
うちでは、購入前に必ず図書館での蔵書・予約チェックをやってます。
- 図書館で蔵書検索しても蔵書がない
- 予約が一杯で貸出までに半年以上かかりそうだ
- しかも子供の関心が高そう
なんて場合には、
リアル書店に探しにいってみましょう。
そこで対象の本が見つかれば、少しだけ子供と立ち読みして面白そうかどうか確認してから購入を判断します。
- リアル書店に行くのが面倒
- 立ち読みは嫌
- リアル書店には在庫がない
という場合に初めてネット書店での購入です。
すみません、以上は我が家独特の節約作戦かもしれないので、いきなりAmazonで購入するのももちろんアリですよ(*´罒`*)
読書感想文を書くための一冊を選択
いよいよ、最後に読書感想文を書くための一冊を選択します。ここからは、
子供が興味をもてそうで、かつ読書感想文が書きやすい本
を選びます。
読書感想文が書きやすい本かどうかは、別記事でも紹介している>>>読書感想文がスラスラ書ける魔法の質問シートの質問例を参考にしながら、質問に答えやすい内容が書かれていそうな本を選べばバッチリです。
本の内容は、本を全部読まなくても、
- 書評
- 目次
- あとがき
を参考にすれば、ある程度はわかります。
このあたりの情報はパパ・ママがさらにリサーチしつつ、魔法のシートを参考にしながら、子供さんと一緒に対象となる本を一冊選んでくださいね。
読書感想文を書くためのオススメの1冊
世間でオススメの本が子供さんの参考にならないからこそ、この記事を本選びの参考にしてるというあなたの心情を想像しつつも、最後に私と子供が最近選んだ本を紹介させてください(;^_^A
本当にあくまで参考ですので、「あ〜結局こうんな本を選んだのね」と聞き流してもらえれば幸いです。
オススメの1冊目は、
新書で漢字にルビもないので、小学生高学年にならないとさすがに難しい内容だと思います。
うちの小学生高学年の息子が最近野球に興味をもちだしたので、いろいろとリサーチした末、一緒にこの本を選びました。
体の小さい息子にとって、同じように体の小さい石川投手がプロ野球選手として実績を積み上げて行くまでの努力の様子は、ものすごく刺激になったみたいです。
もちろん、魔法のシートを参考に、パパと息子で読書感想文の構成を考えましたよ。
ある意味、これは息子の中に眠ってるスイッチを押すことができた瞬間でした(*^□^)
もう1冊のオススメは、
27歳で失明した犬ぎらいの著者が、盲導犬ベルナとパートナーを組んで子育てをしていくことを決心。
その途中で目が見えなくなったベルナを、引退させずに家族の一員として最期を看取った、という感動のお話です。
字も大きくひらがなも多いので、小学生高学年なら十分に理解できる本です。
最近、犬を飼いたいと言い出した2番目の娘のために選んだ本です。
こちらは読書感想文用ではなかったのですが、生き物を飼うことについて、子供と深く考えさせられた一冊でした。
読書感想文用としても間違いなくオススメできる一冊です。
まとめ
読書感想文の本選びのポイントは、子供の興味、関心と成長に見合った本を選ぶこと
もちろん、そのベースには、パパやママが子供に注ぐエネルギーが存在します。
ここで紹介した内容に加えて、読書感想文の書き方まで教えたりするなんてなると、相当骨が折れる量になります。
それでも、子供さんとの関係性を深めるためにも、ここで紹介した内容をぜひ実践してみてください。
すごくいい思い出が一つ増えますから(*^□^)
うちなんて3人分やらせてもらってるので、相当時間が取られますが、幸せを感じています♪
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。