家事をやる気になれない毎日。
髪の毛が床に落ち、洗濯物は山積み、冷蔵庫には作り置きのおかずはゼロ。
家は汚れ放題です。
休日の明日にまとめて家事をするつもり。
あなたは夜寝る前に、
「明日はあのおかずを作って、あそこを掃除して、カーテンも洗濯して」・・・と色々家事の計画を立てます。。。
が、いざ朝が来たら憂鬱な気分に襲われるわけですよ。
「めんどくさ〜・・・やっぱいいわ。」って案の定、家事のやる気を出すことが来ません。
つまり、問題は、夜まではやる気満々なのに、翌朝はなぜかその気持ちがころっと消えてしまうことなんですよね。
そして、「まあ急ぐ訳でもないし、いっか~」と思ったら最後。
その日も家事をやりません。
こんな風に、家事って「そろそろ床を掃除しなきゃ。洗濯をしなきゃ」
とやること自体はしっかり分かっていても、実行には移せないパターンがホント多いんです。
掃除や洗濯の段取りもイメージして、人員や道具も確保!
いいところまでいってるのに、実行に移すために最後に必要な「やる気」が出てきません。
でも、あとは「やる気」だけなんですよね!
そこでこの記事では、いつもしぼんでしまいがちな、家事のやる気を出す方法について考えてみます。
目次
家事のやる気を出す方法は2つ!
やる気のない家事をするには、次の方法があります。
- 家事をしなければいけない状況をつくる。
- 好きなことを家事にする。
の2つです。
1つ目の方法は、
「家事をしなければいけない状況」に自分を追い込むことで家事をします。
2つ目の方法は、
それぞれ細かく見ていきましょう♪
家事のやる気を出す方法① 家事をしなければいけない状況をつくる
要するに、やる気がでようがでまいが、やるしかない!という状況にすることですね。
具体的な例を2つあげます。
友達を家に招こう!
ひとつめは、「誰かを家に招く」ことです。
正直、これ以上に家事をせざるを得ない状況はないのではないでしょうか。
ママ友でも子どもの友達でも自分の親戚でも、何なら近所の方でも誰でもいいです。
要件は一緒にDVDを見るのでも良いし、ただ喋るだけでもかまいません。
とりあえず、「他人が家の中に入ってくる」という状況を作ります。
約束ができます。
これで数日後お客があなたの家にやってきます。
そうすると・・・
とりあえず、トイレは掃除しなきゃ!
と思いますよね。
それから台所。
流しにお皿が溜まって変な臭いがしていたら恥ずかしいですよね?
抜け毛だらけのリビングや廊下を人に歩かせるわけにはいきません。
床も掃除します。
こぼしたジュースやらしょうゆやらでシミだらけのクッション。
これも一応洗濯しておきましょう。
客が来るなら、
買い物ついでに、作り置き用のおかずの材料も買いそろえることができます。
このとおり、「客が来る」というだけで強制的に家事をするやる気を引き出すことができちゃうんです。
月に1度でも遊びに来てもらえば、大掃除なんて必要のないくらい家が綺麗になります^^
害虫が湧き出ることをイメージしてみる
ふたつめは、「害虫が湧き出ることをイメージしてみる」んです。
極端なやり方だと、「害虫の絵をいつでも見れる場所に置いておく」とかです。
家事といえば掃除、炊事、洗濯が基本ですよね。
掃除をしないで困る一番厄介なことは、「虫がわく」ことだと個人的には思います。
トイレ、流し、ゴミ箱。
ほっとけばすぐコバエがわき、それもほっとくとさらにわけのわからない虫が出現します。
いくら部屋が散らかっていても平気、という人も、
家事をサボることでわいてしまう「虫」。
多くの人が、気持ち悪い、と思うでしょう。
気持ち悪くてたまりません!!
そんなもの見たくないから家事をせざるをえませんよね?!
いっそ、自分が見えるところにそういった「家事をサボった時にわく害虫」の画像や写真を一枚飾ってみましょう。
そうすると、否が応でも虫を意識せざるを得ません。
さすがに、私も写真までは飾ったりしませんでしたが、虫がわくのが嫌で掃除をすることはよくあります!
こうして恐怖心で自分自身のやる気を引きずり出すのも有効な手ですよね。
家事のやる気を出す方法② 好きなことを家事にする
家事のやる気を出す方法の2つ目は、「好きなことを家事する」です。
なぜ家事のやる気が出ない?
まず、なぜ家事をサボってしまうのか考えてみましょう。
家事って、人が生きる基本ですよね。
でも、多くの人がサボってしまいがちです。
なぜ家事のやる気が起きないのでしょうか?
それは根本的には家事が「好きじゃない」からだと思います。
家事って生活するうえで大切なものですが、
やってもやってもキリがないのが家事ですし、やらなくてもなんとかなるのも家事なんです。
で、人間って、生きていくのに支障がないものなら、
つまるところ、家事が好きじゃないから面倒に感じ、面倒だからやる気が出ないんです。
どうすれば家事のやる気が出る?
家事のやる気が出ない理由が「好きではないから」だとすると、やる気を出すのも実は簡単なんですね。
「家事を好き」になればいいんです。
でもそんな簡単に家事を好きになれたら、誰も苦労しません。
そこでちょっと一工夫です。
家事を好きになるのではなくて、「好きなことを家事」にするんです。
まずは「ながら」家事がおすすめ
例えば掃除をする時、掃除「だけ」しようとすると始めるのになかなか勇気がいりますよね。
「ああ面倒くさい・・・」
つい、ご飯を食べてから、ちょっと昼寝してから、このテレビを見てから…と、どんどん先延ばしにしてしまいがちです。
それは「嫌いなことだけ」しようとするからダメなんだと思います。
だから、掃除をする時は別の作業も一緒にしちゃいます。
別の作業は
例えば好きなアイドルがいるとしたら、その子がでているDVDや番組をテレビで流しっぱなしにします。
それを見ながら、そのテレビが見える範囲だけ掃除をします。
掃除をするなら、部屋、トイレ、お風呂と、できれば玄関も・・・
こうなると、考えただけで肩が重くなっちゃいます。
ですから、まず0から1を目指しましょう。
ほんの少しでも掃除ができたらOKです。
まずはテレビを見ながらその周辺の床や物を磨くことから始めてみましょう。
部屋に1か所だけオシャレな空間を作ろう!
自分の気にいった空間ってやっぱり落ち着きます^^
例えば家の中に、自分の気に入った素敵なカフェのような場所があったら落ち着きますよね♪
それなら、実際に作ってみちゃいましょう♪
家の中の自分のよくいる場所、例えばリビングならリビングに、
大きさは小さくていいんです。
30センチ四方もあれば十分!
オシャレな空間は、カフェやモデルハウスのレイアウトなんかを参考にしてもいいし、生花を飾るのでも良いです。
大事なことは「あなたの好きなレイアウトすること」です。
その場所だけ、ゴミなど写ってはいけないようなものを取り除き、例えばコーヒー豆を山盛りに入れたコーヒーカップをひとつでもおけば完成です。
これで「すきなもの」ができました。
そして、その空間だけはホコリなどたまらないように毎日綺麗に守ってください。
守るのは簡単です。
その空間の隣に、
「好きなもの」ですから、掃除もそこまで負担に感じないでしょう。
そうして毎日綺麗にすると、だんだんたくさんの家事をするようになります。
いきなり飛躍していない?
と思う方も多いでしょう。
ですがこれはちゃんと証明されている社会心理なんですよ。
「割れ窓理論」と言われているものです。
以前、ニューヨークでは様々な凶悪犯罪が多発していました。
その対策として、落書きや未成年者の喫煙など、凶悪犯罪ではない小さな犯罪を徹底的に取り締まりました。
その結果、凶悪犯罪はいつの間にか減少しました。
一見何の関係もない小さな犯罪が、殺人などの大きな犯罪を許す空気を作ってしまい、凶悪な犯罪をたくさん呼び込んでいたのです。
つまり家に例えると、しっかり家事の行き届いた家にしたいならば、1か所徹底的に綺麗な空間を作れば、徐々に周りも家事がされるようになる、ということです。
小さくてもキレイな空間を一つ作れば、そこだけはきれいにするためにウェットシートで掃除しますよね。
でも30センチ四方なんてすぐ拭けます。
しかも、ウェットシートはまだ使えます。
そしたら次は、ついでにそのまわりも拭いたり片づけたりし始めます。
それがじわじわと台所まで到達すると、冷蔵庫の中を綺麗にするために中の材料を使って料理をし始めます。
台所を抜けて洗濯機に来ると、洗濯物が溜まっているのが気になりだして、洗濯機をこまめに回すようになります。
そうして自然と部屋全体に家事の手が回るようになるのです。
「好きなものを掃除する」から始めることで、家事自体を好きになっていくんです。
まとめ
家事って正直面倒です。
やる気が出ないのも仕方ありません。
でも意外とやる気が出ないのは「最初から高望み」しているからかもしれませんよ。
まずはひとつが目標です。
洗濯物なんて、物干し竿にかかってさえいれば、パンパンとしわを伸ばさなくてもいいんです。
それは家事の上級者に任せておきましょう♪
床掃除は柄つきのウェットシートで一回拭くだけにしましょう♪
最初から完璧を目指す必要はありません。
0からまずは1を目指しましょう。
1ができてから、2を目指せばいいんです。
ほんの少しでも前に進めたら、自分を褒めてあげましょう。
比べるのは他人やテレビに出ているスーパー主婦ではなく、「昨日の自分」ですよ。
「これだけしかできなかった」
「本当にちょっとしかやってない」
などと思わずに、自分の中で「やる気」を大切に育ててあげてくださいね♪