「早く宿題をやりなさい!」
「勉強もせずに、ゲームばっかりして…」
子供がいる家庭なら、必ず聞こえてくるようなセリフですよね。
今これを読んでいるあなたも、「あるある」とうなずいていませんか?
私自身も、勉強をサボってこんな風に親に言われたことがよくありました。
その時は、「いつもうるさいなあ」くらいにしか思っていませんでしたが。。。
自分が親の立場になると、親の気持ちも分かるようになりました。
どこの家庭でも、子どもは同じようなことを言われています。
そして、どこの家庭の親も、どうやったら子供が勉強のやる気を出すかについて悩んでいます。
子供は、自分から「僕は勉強をやるよ!」とはなかなか言いません。
それは、多くの人が自分の子ども時代を振り返ってみれば心当たりありますよね?
いつの時代も子どもは「勉強が嫌い」なのかもしれません。
だったら、逆転の発想で行ってみましょう♪
「子供は勉強が嫌い」ということを前提にしてじゃあどうしたら子供は勉強にやる気を出してくれるか?」について考えてみるんです^^
目次
小学生の子供が勉強のやる気を出すための6つのポイント
子供が勉強にやる気を出すには、勉強を好きになる必要はありません。
「好きなことを勉強に」すればいいんです。
子どもはその子一人ひとり、「好きなもの」を持っています。
例えば、
そして子どもって学校の漢字は覚えていなくても、好きな動物の種類なんかには妙に詳しかったりするでしょう?
同じ「勉強」でも、「好きなものを学ぶ勉強」って、楽しいから苦になりません。
だから好きなものを通して勉強をすれば、
そして、子供が「好きなことを勉強」にしてやる気を出すためには、大切な6つのポイントがあります。
小学生のパパ・ママ必見です!
- 子供が好きなものを見つける。
- 子供が好きなことに勉強を混ぜる。
- 勉強の幅を広げる。
- 親も協力する。
- 親も楽しむ。
- 子供を見守る。
それでは、詳しく見ていきましょう。
①まずは「好きなもの」を見つけよう
まず、あなたの子どもの好きなものって何ですか?
小学生なら色々なことに興味を持っているはずです。
好きなものって?
例えば、
何かはあると思います。
ある子どもは電車が大好き♪
勉強なんかそっちのけで、ほっといたらご飯も食べずにいつまでも電車の本ばかり読んでいます。
親はこう思うかもしれません。
「この熱意が、半分でも勉強に向いてくれたら・・・」
いえいえ、せっかく熱意が見える形であるんですから、利用しない手はありません^^
②好きなことに勉強を混ぜよう
じゃあ電車の本をとりあげて、「本が読みたかったら勉強をしなさい」と言えば良いのでしょうか?
確かに、これで勉強する子どもはいます。
でもそれだと勉強は嫌いのままになっちゃいますよね。
電車の本が読みたいから勉強するだけで、頭にはちっとも入っていません。
そうではなくて、好きな電車に勉強を混ぜるのです。
例えば、
という言い方に変えると面白いですよね。
同じ問題なのに、それだけで子どもの目は輝きます。
③勉強の幅を広げよう
電車を織り交ぜた勉強になれてきたら、勉強の幅をちょっと増やしていきます。
例えば、
少しずつ、現実に必要な知識とリンクさせていきます。
そのうち子ども自身に、今やっている勉強をどう電車と関連付けるかをさせてもいいでしょう。
こうなると、勉強が勉強ではなくなります。
もう勉強は自分の好きなものを学ぶための楽しいツールです。
④親も協力しよう
「好きなもの」を勉強に組み込むには、親の協力は必須です。
教科書や参考書は、万人に通じるような堅苦しいことしか書いていませんよね?
その内容を理解して、子供が「好きなもの」に置き換えて出題できるのは子どもの親しかしかいませんよ。
面倒くさい〜!
何て言わずに^^
最初は大変かもしれませんが、
⑤親も楽しもう
また、親の態度も重要です。
子どもに勉強をさせるには子どもに「勉強は楽しい」と思ってもらうことが大切です。
でも
それにせっかく勉強を楽しもうとしているのに大人が覚めていては、子どもも白けてしまいます。
逆に親が「勉強が楽しくて仕方がない!」と楽しんでいる様子を見せると、子どもも「じゃあやってみようかな」と思う訳です。
小学生の内は親子で一緒に勉強を楽しむことが、子どもを勉強好きにさせる近道なんです。
⑥子供をしっかり見守る
勉強が軌道に乗ってきて、子どもが「僕、やるよ!」と言ったら、親としては嬉しいですし、この子は大丈夫」と思ってしまいますよね。
でも、子どもって往々にして飽きっぽく、集中力が続かないものなのです。
でも、100%大人の心を預けるには、子どもには荷が重すぎます。
子ども自身、まだ自分のコントロールをうまくできません。
「やるよ!」とは言ったものの、
これをそのまま放っておくと、子どもは勉強を終わらせることができません。
そして親に怒られると、「どうせ自分はダメなんだ」と自分を否定的に捉えてしまいます。
また、こんな失敗をしてしまう勉強なんて嫌いだ、と勉強嫌いにすらなってしまうことがあります。
親としても、子どもと約束したのに子どもが約束を破ってしまうとショックですよね。
でも子どもに裏切られた!なんて思っちゃダメですよ^^
子どもが「できる」と言った際には、子どものやる気を受け止めつつ、ちゃんと傍で見守ってあげましょう。
そして脱線しているな、と感じたら、
「テレビを見たいならビデオに撮っておいてあげるよ」
「ちょっと休憩しようか」
など、子どもの気持ちを言葉にして、どうすればいいのかうまくリードしてあげることも大切です。
勉強に飽きた時にはどうすればいいか?
というのも子どもにとってはひとつの勉強なのです。
子供が勉強のやる気を出す言葉・出さない言葉
紹介した小学生の子供が勉強のやる気を出すための6つのポイントの他に、パパ・ママは言葉遣いにも気をつけましょう。
近頃、生意気な口をきくようなった、という面もあるでしょうが、まだまだ小学生の子供ですからね。
できるだけ子供が前向きになれる言葉を心がけましょう!
子どもが喜ぶ言葉
さて、ここで子どものやる気が出る言葉をいくつか紹介しますね
一緒にやろう!
例えば、自分が机に向かって勉強している時に、親はリビングでドラマを見て笑っている・・・という風景。
子供も「勉強なんてやってられるか〜!」ってなっちゃいます。
でも逆に、
私も、何かをする時に一人でやらされるより、親と一緒にやる方が何倍も楽しかったことを覚えています^^
ママ(パパ)にも教えて!
子どもは、基本的に親が大好きです。
自分が「親の役に立てた」と思う時、子どもはとても幸せな気分になれます。
それが苦手な勉強でも、
それに、「大人」である親が“分からないから教えて”と言ってきたら、「こんなことも知らないの~?」と子どもは得意げに教えてくれます。
それは子どもの自尊心や自己肯定を高めることにも繋がりますよ。
子どものやる気をなくさせる言葉
逆に、せっかくの子どものやる気をなくしてしまう言葉もあります。
勉強しなさい!
この言葉、皆さんも一度は親に言われたことがあると思います。
勿論私もあります。
子どもの将来のためを思って親が言う言葉ですが、実際この言葉を言われて、私は正直、とてもうっとうしかったです。
ゲームや遊びなど、ほかにしたいことがたくさんあるのに、「勉強しなさい」と言われると思わず逃げ出したくなってしまいます。
実際、小学生の子供に勉強をさせるためにこの言葉を使うのは、あまりよくないんです。
国語なのか?算数なのか?宿題なのか?自主学習なのか?
抽象的すぎて、何をしたら良いのか小学生の子供には分かりづらいんです。
しかも、「子どもは勉強が嫌い」。
つまり、「勉強しなさい」は「嫌いなものを食べろ」と言われているのと同じなんです。
だから、子どもが素直に勉強する訳ありません。
嫌なことを押し付けられている、と感じた子どもは、ますます勉強から逃げ出そうとしてしまいます。
勉強嫌いも加速してしまい、まるで逆効果です。
あなたのために言っているの!
これも多くの人が一度は聞いたことがある言葉だと思います。
親が口をすっぱくして「勉強しなさい」と言ったのは、いじわるでもなんでもなく「私のため」と、大人の私なら分かるでしょう。
でも、小学生がそれを理解するにはちょっと難しいですよね?
もし小学生の私なら、「本当に私のためを思うなら“ゲームをしていいわよ”と言ってよ」と思うだけでしょう。
通じない言葉は意味がないどころか、
まとめ
子どもが勉強のやる気を出すには、まず親が子どもをしっかり観察することが大切です。
そして子どもが、
・何を楽しいと感じているのか
を知ることが、子どもを勉強好きにさせる第一歩です。
そして、
・親も一緒に勉強する
ことが大事です。
「勉強しなさい」では子どもは勉強しません。
「あなたのためよ」と言っても、子どもには一切通じません。
そんな言葉を投げかけるよりも、
正直、「勉強しなさい」と言うだけよりすごく手間がかかります。
ですが、やり方さえつかんでしまえば、いずれ子どもは自分のやり方で楽しく勉強ができるようになります。
魚を与えるだけは簡単ですが、取り方を教えてそれをものにできるようにさせるまでにはとても時間がかかります。
でも、子どもがいつか一人で生きていかなくてはいけないこと、親はいつまでも魚を与え続けることはできないことを考えると、魚の取り方を教えることの重要さが分かりますよね。
それに、親子のコミュニケーションのついでに勉強もさせることができる、と考えれば一石二鳥です。
ぜひ今日から「子供が勉強のやる気を出すための6つのポイント」、始めてみてはいかがでしょうか?