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いよいよやって来ますね、夏休みが。


子供にとっては天国かもですが、大人にとっては悩みの日々の始まりかもしれません(;^_^A


子供が夏休みに入ってからの大人の悩みってたくさんありますが、そのなかの1つが、


夏休みの宿題をいかに終わらせるか


ってこと。


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で、夏休みの宿題をちゃんと終わらせるためには、宿題を終わらせていくための計画が問題になるんですが、


親にとっては、


  • きちんと計画を立てたいけど、どういうふうに計画を立てればいいのか
  • 立てた計画をちゃんとこなすにはどうすればいいのか


この2つが大きな課題になるんですよね。



私も小学生の子をもつ親としてこの課題に悩んできたんですが、ある方法を取り入れるようになってから、子供もスムーズに夏休みの宿題を終わらせることができるようになりました。



そこで今回の記事では、特に小学生生活の分岐点となる4年生程度の小学生が、夏休みの宿題を計画的に終わらせるための方法について紹介していきたいと思います♪

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小学生が夏休みの宿題を計画的に終わらせる方法

繰り返しになりますが、小学生が夏休みの宿題を計画的に終わらせるためには、


  • 上手な計画の立て方
  • 計画の上手な進め方



をしっかり考える必要がありますよね。



で、その2点を考えるにあたってもっとも大切なポイントは、


子供と一緒に楽しみながら取り組む


ということ。



実は、冒頭でふれた「ある方法」というのがこれです。

もうはじめに言っちゃいますね。



子供と一緒に楽しみながら取り組んでこそ、上手な計画も立てられるし計画をうまく進められるんです。


では、このポイントを前提に

  • 上手な計画の立て方
  • 計画の上手な進め方

を詳しく解説していきますね。

上手な計画の立て方とは?

夏休みの宿題を終わらせるための上手な計画の立て方は、


  • 夏休みの宿題を棚卸しする
  • 計画は幅をもたせてザックリと立てる
  • カレンダーで7月、8月分を見える化する
  • ホワイトボードで1日分を見える化する


の4ステップで立てることがポイントです。

夏休みの宿題を棚卸しする

夏休みの宿題のゴールは、まさに小学校から出された宿題を仕上げるということ。


当然、全ての宿題を把握するために、宿題の棚卸しをする必要があります。


もう、計画を上手に立てる際の大前提ですよね。



ゴールがどこにあるのかがわかってないと、そこに向かう道筋も分かりませんから。


親としても宿題を全てきっちり把握するために、子供さんと一緒に、小学校から出された宿題(=ゴール)を確認してください。


夏休みの初日から有意義に過ごすためにも、できるだけ夏休みが始まる前にやっておきましょう。



で、棚卸しの具体例というのは、

  • 自主勉強は1日2ページ(トータルで60ページほど)
  • プリントは1日2枚(トータルで60枚ほど)
  • 自由研究
  • 習字(1作品)
  • 読書感想文

などを子供さんと一緒に確認して宿題のボリュームがどれくらいなのか把握する感じです。


ホワイトボードに書き出して子供さんと見える化して共有すると、さらに効果的ですね。

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ザックリと計画を立てる

計画を立ててるのにうまくいかない事例として、日々の計画をキッチリと立てすぎてるパターンが多いです。


日々の計画をキッチリ立てるのって、うまくいけばそれはそれで素晴らしいことなんですが、うまくいかない場合は、親子ともどもすごくストレスがかかるんですよね。


なんて言ってるうちの場合も、私の主導でけっこう細かく日々の計画を立てていました。

まぁ、よくあることですが、しょっぱなから計画をクリアできません(;^_^A



毎日毎日、計画が進まないことに私がイライラして、ついつい子供に


「何やってるの!宿題終わらないでしょ!もう知らないよ!」


ってガミガミ怒ってばかりになっちゃいます。



そうやって、日々の計画達成にこだわるあまり、親の方が子供を管理しようしようとなるんですよね。



そうなってくると、子供の方は逆にどんどんやる気を失っていくばかり。


自分でやろうって気が削がれていってしまうんですね。



そこで、ある時から、できるだけ子供の自主性が尊重できるような計画の立て方に変えることにしました。


それが、


ザックリ計画法


です。



まずは、さっき棚卸しした宿題を、

  • 小物
  • 中物
  • 大物


に三部類します。



さっきの例だと、

小物は、プリントや日々の自主勉強のように、1つ1つは小さいけれど集めると大きくなるような宿題です。

中物は、習字のように、まぁ半日ぐらいしっかりやればできるものです。

最後に、大物は、自由研究や読書感想文のように、仕上げるのに3日から5日ほど時間がかかる宿題です。



で、この三部類を、


小物は7月中に仕上げる。

中物はお盆におばあちゃん家で仕上げる。

大物はお盆までに1つ、お盆以降に1つ仕上げる。


というように、夏休みも3つの期間に分けて、それぞれの時期に小物、中物、大物を振り分けるんです。



一応これには意図があります。


小物はとにかくやるだけなので、夏休みの早い時期に終わらせます。


で、時間のかかる中物、大物を8月に腰をすえてしっかりやろうという算段です。


お盆の時期に中物の習字を振り分けたのは、半日程度なら帰省先でも時間が取れることや、おばあちゃんが習字好き、とかの我が家の事情です(*´罒`*)



この振り分けは家庭や子供のさんの性格によってパターンはいろいろあると思うので、参考にしてもらいつつ、ザックリ計画を立てるイメージをつかんでいただければと思います。



あと、先ほどの棚卸しのなかに、自主勉強1日2ページとか、プリント1日2枚とかの宿題がありましたが、


棚卸しのところで整理したように、夏休み全体で60ページと60枚仕上げればいいので、毎日やろうがまとめてやろうが一緒!


と考えて、我が家では7月中にその分を仕上げるようにしています。

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カレンダーで7月、8月分を見える化


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次に取り入れてもらいたいのが、


大きめのカレンダーの7月、8月分だけを切り離して、家族全員の目につくところに張り出し、そこに太めのマジックで、先ほどザックリ計画法で立てた計画を書き込む


という見える化です。



マジックで書き込むのは、


7月いっぱいで、自主勉強、プリントを仕上げる。
8月のお盆までに自由研究を仕上げる。
お盆に習字を仕上げる。
お盆以降に読書感想文を仕上げる。


みたいな感じですね。



まだ、子供には、

  • 何を?
  • いつまでに?
  • どれくらいの量で?

仕上げないといけないのかうまくイメージできていません。


いつも目に見える場所に貼ってあるカレンダーに大きく書き込むことで、子供にも計画をイメージしやすくなるのがミソです。。

ホワイトボードで1日分を見える化

さらに計画を見える化するために、毎朝子供と相談して、ザックリ計画を達成するための、その日1日分の計画を立てて、それをホワイトボードに書き込ませて、家族みんなが良く見える場所に置くのもオススメです。


例えば、

7月25日の計画

8時から10時まで勉強 プリント7枚

10時から12時まで友達と遊ぶ 

1時から2時まで勉強 プリント3枚

2時から5時まで友達と遊ぶ

5時から7時までお風呂と夕ごはん

7時から8時まで プリントが終わらなかったら勉強
終わってたら自由時間

8時から9時まで自由時間


と毎日相談しながらホワイトボードに書き込ませます。


この見える化で、子供も1日の計画に具体的なイメージをもつことができるんです。



ただ、あくまでも、1日の予定ということで、変更には柔軟に対応してください。


例えば、朝の計画ではお昼の1時から2時まで勉強してから遊びにいく、という計画だったのに、1時に友達が遊びに来てしまったような場合。


そんな場合は、

「夜8時から9時までの自由時間を勉強の時間に変更しようね」

と子供に納得させてから対応するような手法をとると、子供も納得のうえでの計画変更なので、受け入れやすくなりますね。

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計画どおり進めるには?

ザックリ計画法で柔軟な計画を立てることができたとして、次に頭を悩ませるのが実際に計画をどう進めていくか、ですよね。


何はともあれ、子供に動き出してもらわないことには計画も進みません。


ザックリ計画法なので、日々のプレッシャーから、子供も大人も解放されたからと言って、宿題が積み残ったままなら同じことです。


子供の自主性をうまく引き出すのがザックリ計画法なのですが、さらに、こんなテクニックを活用すれば、計画どおり進めやすくなります。


  • とりあえずはじめの1問
  • 最初は単純計算から
  • 「遊び」は「ご褒美」に変える


の3つのテクニックです。

とりあえずはじめの1問

計画の見える化によって、子供が計画を具体的にイメージできるようになることは先ほど説明しましたが、その考えを応用した方法です。


子供が計画の時間になってもなかなか机に向かおうとしない。

遊びに行きたくてソワソワが止まらない。


そんな時は、思い切って遊びにいかせてあげましょう。


繰り返しになりますが、柔軟な計画変更が子供にとっても親にとってもストレス軽減の秘訣ですから(*^□^)



ただし、無条件に計画変更するのではなく、

「このプリントの最初の1問だけ解いてから遊びに行っていいよ。」

と伝えて、1問だけ問題を解かせてください。


この1問に取り組むことで、今日やらないといけないプリントの量が漠然とでもイメージできます。



イメージしようとしなくても、1問取り組むことで、


「あ、これがあと○問分くらいあるんだ」


と無意識にイメージしちゃいます。



そうやって、一度脳に計画を刷り込んでしまえば、遊びから帰って来てからプリントに取りかかるハードルを下げることができるんです。



見える化で、未知のものが既知のものになります。


既知のものに対しては、人間の抵抗感が下がることを利用する方法です。

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最初は単純計算から

机に向かうのは向かうけれど、いまいち集中力がない…

っていうことも小学校4年生くらいだと多いですよね。


そこで、活用する次のテクニックが、


百ます計算などの単純計算を5分ほどやらせる


というテクニックです。



ごく単純な問題を少しやることで、”脳の作業興奮”を引き出すんですね。



ほら、大人でもありますよね、掃除のやり始めは気が重たいけど、やり始めると止まらなくなる、みたいな。

あれって、いわゆる”脳の作業興奮”が引き出されている状態なんです。

単純作業をやることで、やる気スイッチがオンになるイメージでしょうか。


掃除の代わりにやるのが百ます計算などの単純計算というわけです。


うちの場合は、公文式の宿題を10分程度させてから夏休みの宿題に移行するようにしています。

これで、やる気スイッチが入った後の状態を利用できるようになるんです。

「遊び」を「ご褒美」に変える


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小学生の子供は特に、何かご褒美があると、嫌なことでも頑張りますよね。


その子供の傾向を利用したテクニックなんですが、お菓子とか、金銭的なご褒美を設定することに抵抗感を感じる親御さんも多いと思うので、計画どおり勉強した後の「遊び」を「ご褒美」としてうまく設定してあげる方法です。



いっぱい勉強したから、遊びに行けるんだっていう条件付けが大切です。



ただ、単純に勉強しないなら遊びに行かせない、といきなり設定してしまうと子供とのハレーションも大きいと思うので、


「遊びに行ってもいいけど、DSは持って行っちゃダメだよ。」

「もし持って行きたいなら、今から30分だけ勉強してからならいいよ。」


とか、


「〇〇(子供の名前)が今朝立てた計画より1時間勉強時間が少ないよね。」

「だから今日は4時までで帰っておいで。」


とか、


うまいこと子供を誘導して、勉強を計画どおり頑張ったから遊びに行けるんだっていうご褒美感を演出してくださいね(^_−)☆

まとめ

いかがでしたか?

これで今年の夏休みの子供さんの宿題はうまく乗り切れそうですか?


どんな計画であれテクニックであれ、冒頭お伝えした、

子供と一緒に楽しみながら取り組む

という姿勢が一番重要です。


子育ての秘訣でもあると思うんですが…


いずれにしても、いろいろと試してみながら、あなたの家庭に一番の、宿題の計画的な終わらせ方を編み出してくださいね。

なかなか見つからないかもしれませんが、答えは必ずあると信じてます。


せっかくの夏休みですから、子供と一緒に楽しんで素敵な思い出たくさんつくってくださいね。


それでは最後までお読みいただきありがとうございました。